2013年、七夕はとてもいい七夕だった。

地下の空間でZINEを売っていた時、
そこまで届く雷鳴を聴いたしばらくして上がって外に出ると、
雨が滴る中陽光が夕方の強烈な西日を放っていたので、
もしや虹が出るかもと東の空に目をやると
そこにはやはり大きな虹が出ていた。
嬉しくて雨の中虹のもっと見える方にいくと
雷が歌を歌っていた
空には真っ白い巨大な雲が
素晴らしく浮かんでいて
… その雲見てたら幼いころに書いた俳句が頭に浮かんだ

夏の空
今にも落ちそう
白い雲

夏の学校で俳句大会があった時
山道で見上げた時に観た空がくれた歌
この俳句はコンテストで佳作になって
なんだか嬉しくも恥ずかしかった思い出の歌

全てが素晴らしい瞬間に、俺の横で同じ世界を一緒になって
見上げてくれてた人がいたおれはその人と巡り合えて
本当に良かったと
雨と虹とそれを運ぶ巨大な入道雲と光の中

今までの人生で最高の七夕だった。

そしてきっとあの雲は

”雲ゆく空のかなた”ゆく
白き翼
雲の王のその姿