「音の怪獣と少年」
自分の持っている中のかなり深い昔の記憶の一つの話
3才だったと思う。
音楽関係の仕事をしていた両親はよく地方に旅をして回っていた。
あの日も旅の道、まだ幼かったおれはその旅の道連れでした。
朝の光が大きな窓ガラスから差し込んでる、何処かのホテルみたいなとこの冬の朝だったと思う.
ビュッフェだったか、朝食の席についていると、隣のコンサートホールの方からなんやか怪獣の音
みたいなのがボンボンッボボンとか聴こえてきたので
「なにやつか!?」 って思ってその音の鳴く方へぽてぽてと走って行きました。
すると、、、
そこには観たことも無いピカピカに光を放つ物の乗っかって
とんぷろんぱとんぼんどんこぱ
音を操るひげのおじさんがいた。
彼の名はカヤマッチ
まるで黒い魔法使いみたくいた。
その魔法使い二本のステッキで丸い物を叩いたり、足で大きな丸を踏んだりしながら音を出してみては何かを確かめているみたいだった。
と次の瞬間、爆音の連なり、300発くらいおれの心臓に入って来てこう云った
「っはははははっはーすごいだろーーーー!がははははははーーーーーーー」
3才のおれは、完全に打ちのめされたのさ。
そこにただ茫然と、でも心はかなりハイテンションでその音を浴びせられたのさ。
あれは、洗礼だったんだと思う。
音の怪獣の
これが、おれとドラムの出会いの瞬間
遠い記憶の向こう側の風の谷の光の朝の音の怪獣と少年の魂の旅の始まりの
お話