Story

「音の怪獣と少年」
自分の持っている中のかなり深い昔の記憶の一つの話
3才だったと思う。
音楽関係の仕事をしていた両親はよく地方に旅をして回っていた。
あの日も旅の道、まだ幼かったおれはその旅の道連れでした。
朝の光が大きな窓ガラスから差し込んでる、何処かのホテルみたいなとこの冬の朝だったと思う.
ビュッフェだったか、朝食の席についていると、隣のコンサートホールの方からなんやか怪獣の音
みたいなのがボンボンッボボンとか聴こえてきたので
「なにやつか!?」 って思ってその音の鳴く方へぽてぽてと走って行きました。
すると、、、
そこには観たことも無いピカピカに光を放つ物の乗っかって
とんぷろんぱとんぼんどんこぱ
音を操るひげのおじさんがいた。
彼の名はカヤマッチ
まるで黒い魔法使いみたくいた。
その魔法使い二本のステッキで丸い物を叩いたり、足で大きな丸を踏んだりしながら音を出してみては何かを確かめているみたいだった。
と次の瞬間、爆音の連なり、300発くらいおれの心臓に入って来てこう云った
「っはははははっはーすごいだろーーーー!がははははははーーーーーーー」
3才のおれは、完全に打ちのめされたのさ。
そこにただ茫然と、でも心はかなりハイテンションでその音を浴びせられたのさ。
あれは、洗礼だったんだと思う。
音の怪獣の
これが、おれとドラムの出会いの瞬間
遠い記憶の向こう側の風の谷の光の朝の音の怪獣と少年の魂の旅の始まりの
お話

2013.10.05

走る風

走る

走る

風に乗れ

躍れビートの羽広げ

目指せ心の流線型

時空の狭間の桃源郷

前代未聞

奇々怪々

謎が謎呼ぶ不知火冠者

土の声聴き

空仰ぐ

手の鳴る先のあかさたな

言葉の魔力研ぐ夜中

月の光は、走る風

2013.08.18

春の嵐

静かに

海の

透明に

見る

流れ星

捕まえて欲しいのは

溺れそうな

 

秘密の野生に

孤独も忘れた

星屑の彼方へ消えてしまう

出る前に

2013.03.22

名もなき風の話

りゅうのりは

太陽の光の子

みつけたら

うれしくて

心の矢

はなちます。

矢は

翠の光の鳥になって

あの子のとこへ

とんでって

心に風

ふかせます。

その風は

たんぽぽの綿毛を飛ばす

あの風です。


ryuunori no tabiji

2013.03.22

錬金術師のコーヒー
不思議の森に佇む
小さな小屋
そこには、世界の至る所からあるものを求めて旅人達が集う。
そのある物とは
質の高い純粋な至福の時間。
そこで飲む事の出来るコーヒーは、錬金術の力を閉じ込めて、
飲めば散漫な時間達はいなくなって代わりに煙に精霊を宿す。

その精霊が踊る様に今踊る、砂漠の魂に
旅人の心は解き放たれて
蛇の姿で夜を待つ。

今夜はきっと素晴らしいと
蛇の直感
開く時間

2013.03.18

小さなお話シリーズ9部作

「刹那ビート」

山兎一羽

夜山野に出歩けば

森の闇にただならぬ気配

光る眼八つ闇に漂い

瞬きの次の

瞬間

アルルっ!

狼四頭投げ出でて

 確かな速度で走り出す

と同時に

 兎

 跳ね上げ我武者羅時超える

 カッ ドン カッ ドンドン カッ ドンカッ ドンドンカッ

 時間の流れは鈍化して

兎は

見上げる雁渡り

 星を飛び行く魂渡り

 行く手に崖の切り崩し

 はたしてこの期の結末や

 銀河の民の物語





 「クリスタライザー」

 緑に輝く剣を左手にかかげ

魂の主

勇敢なる永遠の向こう見ず。

 渦巻く龍の鼓動を右手に広げ

心の主

コンクリの鳥を羽ばたかす。

 遮る者は打ち抜いて

目にも留まらず

やってくる

一、  二の三の二の四の五

二の四の六の八の二の四の五





 「荒野№8」

 弾丸が飛び

 時間が曲がり

 煙があがり

 音も無く

 野放し名無しの風使い

 右目の奥には

 闇のぞく。

 手放し風に跨って

 荒野に風の着地点

 知らぬが仏の往生際

 的を撃ち抜く

 死の弾丸

 ボーボボボーボボ

 逃げる水





 「音翁」

 嵐の中の静けさの中の音に乗って

 一人のさすらい

 見渡す目線は矢の様に

 内から外へ

 年月を重ねて風と同じに

 声と星が兄弟であるのと同じに

 今は昔に





 「魔神転生」

  魔神がウーと息をはく

夕方

子供が夕日に泣いた

からすは3羽

空染まる

ゆうやけこやけの

あの時間

 煙草に火をつける人

そこに宿る

煙の踊り

刃物が何かを削る音

そこに宿る

魔神の歌

柿の実

犬の遠吠え

魔神の顔





 「海底神秘」

 青く澄む

 海に潜る

 グイグイ潜る

 夢の底

 深海3800メートル地点

迫りくる

そびえる

巨大な黒い影

 見ればそれは

 ピラミッド

 青い光の水世界

 海底に立ち

見上げてる

忘れ去られた超古代

 物云うは無く

ただそこに

直立

三体のスフィンクス

 どこかの海に人知れず

消えゆく定め

海の藻屑

 時の止まった

 ちりぬるをわか

 思いをよそに

 赤魚





「不知火勇者」

 山が燃えていた

 森の生き物たちは皆

我先にと逃げ惑う火の修羅場

 そこに一人

近くの水場から

その小さなくちばしで

ほんのわずかな水滴を吸い上げては

猛威を振るう山火事に

水滴落とし火を消そうと飛ぶ

ハチドリがいた。

 それを見た他の生き物たちは

 「そんな事をして何になる?そんな事をしても火は消えない」

 と口々に云うばかりだが

 ハチドリは皆にこう言い放った。

 「私は、私に出来る事をしているだけ」

 さて

その後、その山火事がどうなったのか?

 それは

 あなたが知っている





「夢次元FLIGHT」

  見渡す限り地平線

広がる草原ホライズン

 竜巻昇るを

遠く見て

 こっちへおいでと誘えば

 竜巻こちらへやってくる

 じわりじわりと近づいて

虹屑巻き上げやってくる

 迷わずその中飛び込めば

 あなたは鷲の姿に成る

 鷲のあなたは

羽広げ

 いつかの銀河に星を飛ぶ

 七色光のその翼

 それがあなたの

 夢姿

 風を捕まえ飛ぶが良い





「虹蛇伝説」

今は昔

世界の真ん中に

聖なる山がありました

ある時

その聖なる山の頂で

二匹の蛇が

踊る様に戦い

戦う様に踊りました。

2013.03.14

太陽の矢の話

これは小さな思い出の話
あれは、私がまだ7歳か8歳だったかな、、、
夏の始まりで、もうすぐ夏休みが近づいていたある晴れ渡る空の日
いつも学校の帰り道は大概そうであった様に
私は一人石を蹴りながら歩いていた。
と言っても、決していじけていたわけではない。
学校から一つの石を見つけて、その石をずーっと家まで蹴り続ける遊びが
長いことマイブームだったのだ。

ゴルフの超スーパーロングホール的な、、、

当時私はバスで学校まで通っていたので、バスに乗降するときは足で挟んで、
難関を突破したものだ。

その話はさておき

いつもの様にドーナツ池の横の坂道を石を蹴り蹴り登って行くと、
坂の終わりの少し手前、左手の地面に

何か大きな葉っぱみたいな物が、見たこともないモスグリーンで
光を放って落ちていた。

「なにあれっ!?」
って心弾ませて近寄ると、、、

それは初めて見る緑色の巨大な蝶の類だった。

「えーーーーーーーーーっ!」

ってホントにでっかくて、自分の顔位の大きさの素晴らしい蝶だったのだ。
その蝶は、羽を痛めてもう飛べない様に見えたがまだちゃんと
生きていたのでとりあえず近くの木の枝を拾ってその枝につかまらせて
蝶を持って浮くように歩き始めた。
石の事はまったく忘れて、、、
幼いころの自分はというと、ほとんどの男子がそうである様に昆虫が
大好きな子供だったので

その初めて見る巨大な緑の蝶は当時の自分にとってはまさに
勲章みたいに誇らしく思える存在だったのだ。
その蝶と一緒に坂を登り切ると、砂利の広場に辿り着く。

その砂利をザクザクって小気味良く歩いて広場の奥へ行く。

キンモクセイの木の下まで行ったところで、蝶をじっくり枝に眺め独り占めする。

何気なく空を見上げる

太陽が3時頃の光でまぶしかった。
そしてもう一度蝶に目をやった瞬間の一瞬の出来事。

巨大な蝶がその緑の羽を羽ばたかせて飛び立ったんだ!

「あっ!」

っと思ったけど
地上4メートルくらいの高さを時間すら飛び越えて行く様に
音もなくふわふわ飛んで行くその姿に見とれて

少年の日の私の両の眼が追っていく、、、

その時だった。
… 

頭上75度の方角

丁度太陽の光の中から、まるで太陽が放った矢の様にすごい速さで飛んで
来る者がその勢いを抑えることなく一つの的に向かって飛んで行く。
見ればヒヨドリの飛翔!
彼は、手元から飛び立った緑の蝶に一直線に向かっていって次の瞬間
くちばしでかっさらっていった。
子供の頃の私と、傷ついた羽で最後の飛翔に飛んだ巨大な蝶と、
太陽の矢みたいなヒヨドリの織りなした大三角形が魅せた

ほんとうに心が躍る瞬間だったー。

あの夏の日を思うと今でも胸に熱い物がこみ上げる。
帰らざる日々に視た、決して消えない小さな思い出。

心の宝物

 

太陽の矢

 

 

2013.03.07

愛しき掟

大地に生きる者達は
大地の掟に沿って生きる

鉄の雲って名前で、不思議な定めに生まれた狼の姉様が、
幼いころ森でヴィジョンを求め魂の旅をしていた時、
夜の森に一頭の小鹿が地に伏せてじっとしているのを見つけた。


茂みから、その小鹿を見守る様に見ていると小鹿の元に狼の群れがやってきた。
狼の姉様はその光景影からじっと見つめていると、大きな鼻でなんでも
嗅ぎ取ってしまうα(リーダー)の者がその小鹿に牙をむき出してうなりながら近寄って行った。
小鹿は震えていただろう。
でも、その子はその場所から一歩も動かずにじっとしていた。
狼はいつでもしとめる事は出来たのに、αの者、じっと動かないでいる小鹿のとこに
近付くと大きな舌で一つぺろりと小鹿の鼻先をなめると、群れを従えて去って行ったと云う。
大地の掟の輪の中の調和を見たのだ。
あの小鹿が逃げ出そうものなら、一瞬の間に仕留められていただろう。
… でもあの子は、森の掟を信じてそこに動かずにいたのだね。
狼のαはあの子がいずれ鹿のリーダーになる資質がある事を見極めたのだね。
なんて素晴らしいのだろうね。

私は思う。

時として進む事とは、定めを信じて委ねて待つ事でもあると。
だから無理にこじ開けなくても、信じていればきっと全て晴れ渡る時は来る。
冬の間木々が根を伸ばすように、大地の掟を、四足の兄弟たちから学ぼう。
学びながら、一歩ずつ
歩んで行けばいい

wolf

2013.03.07

Wheel Wing

小学校入学の祝いに、
当時小学生の間で流行っていた、学チャリを買ってもらった。
黒の流線型に5段ギアを搭載した、その時の自分にとっては正に最新鋭の飛行機の様な乗り物。
それに跨り、春風吹く中初めて遠くまで乗り出した時の高揚感は、今でも鮮明に記憶している。
ギアを1から5まで一つずつ上げて行くと、それまで使っていたキティちゃんの補助輪を
取ったやつでは感じる事は絶対に不可能だった加速を体感して、世界はその瞬間から
自分のテリトリーになった。

「どこまでも行けるぞ!」

初めて空を飛ぶひな鳥の気持ちがよく分かった気がした。
今となっては、バイクも車も乗る様になったが、何たって自転車にはかなわないと思う。
自転車ってのは、一度それに跨がれば、鳥になって飛んでいるのと同じ感覚を味わえる、
まさに魔法の乗り物だ!

もうすぐ春。
とろける風に翼を広げて、小さな旅がやってくる。

 

wheel wing

 

2013.02.11

闇夜の森と少年

山深い森、真夜中の闇に
一人眠れないでいた12のあの夏の夜、
辺りには川の流れる音と虫の音が聞こえていた。
そこは人里からかなり離れた山奥で、いたるところに猟銃の薬莢が落ちている様な辺境の地。
夜は真の闇を持って、辺り一面を包み込んでいた。
その森の闇の中、ポツリ張られたテントの中で、仲間たちのいびきをよそに一人眠れないでいると、
外の森の奥の奥からかすかに「パキッ」っと枝が折れて鳴る音が聞こえた。

「んっ?」っと思ったが、
「気のせいか、、、」と思いかけた瞬間また「パキッ」
と枝の折れる音。
二度目の音を聞いたとき確信したのは、その枝は何者かに踏まれて、その時に折れて音を鳴らしている。
そしてその何者かはかなり大きいという事だった。
距離にして、約100mの圏内。
闇夜の森の住人が、どうやらこちらの方へ近づいて来ている。
直感的にそれを感知した。
「やばい、なんか来てる!喰われるのか!?」
少年の心の中は何とも言い表せないい「恐怖」と「好奇心」の入り混じった気持ちでいっぱいになっていった。

そのワクワクとドキドキの主は、一歩また一歩と着実にこちらに向かって近づいていると、
少年の中の野生は感じ取っていた。
テントの中には仲間が3人ほどいただろうか、、、
だがそんな現実が音を立てて迫っているとはつゆ知らず、皆すやすやと寝息をたてて夢の中だ。
ただの一人、少年の私だけがその迫りくる者の存在を感知していた。
それまでは枝を踏んだ時だけしか聞こえなかったあの足音は、土を踏む音さえ聞こえる距離まで迫って来ている。

少年の心臓は、小鳥の心拍数ぐらいの早さに高まって、呼吸は荒く、体は震えだしていた。
そして、とうとうその夜の闇歩く森の者が「ボフッ」という低音を大地にねじ込みながら3,2、、、1
テントの薄い布一枚を隔て、丁度私が寝ていたテントの縁の所にやって来て足を止めたのだ。
少年は息を殺した。
うす布一枚の向こうにいる気配は、大きかった。
「おおきい、、、」
ただそれしか思い浮かばなかった。
すると次の瞬間、やつは少年の首筋辺りにその大きな鼻を近づけて、、、
「フグルグルグル~」
と深い音を立てながら一度だけ匂いを嗅いだ。
その音は今でも鮮烈に耳に残っている。
雷にも似た深い音。
森の闇に走る、雷鳴の様な、、、
少年は、ひたすら息を殺してじっと動かないでいると、ほんの一瞬何かが繋がった様に思えた。
お互いが存在を確認した時に生まれる沈黙があったから。
その一瞬沈黙を得て、やがてやつはまた同じ足どりで遠ざかって行った。
少年は気を失う様に眠りに落ちた。

あの時の事を、四半世紀が過ぎようとしている今でも時々思い出すのは、
あの時感じた野生の感覚があまりに強烈であったということと、
やつの正体が一体なんだったのか分からないということがあるからだと思う。
熊かもしれない。
猪だったかもしれない。
でも一番確実に言えるのは
やつは、夜の森行く精霊だったということ。
私が死ぬまで無限に創造を膨らまさせてくれる、闇の精霊だったに違いないのだ。

おわり

seirei-01

2013.02.11

ギンガノワタシ
銀河人
惑星を飛び
旅続く
今夜の冷える
渡り風
頬に触れては
歌います
竜笛の声で
たなびいて
紫立ちたる雲の上
幾重に重なる想い乗せ
春はまだかと
飛んで流れる

2013.02.10

新世界気流

新しい気流に乗って

遠く遠く運ばれると

世界は全て新しく

同時にどこか懐かしく

夢ゆえに夢は夢らしく

足どりは軽くたくましい

少年の日の思い出は

太陽の中の黒い点

旧世界の怪物は

今となってはアンモナイト

新しい気流をつかまえて

ドラゴンを馳せる新世界

 

little eagle man

2013.02.07

巨大な翼包み込む様に

光産むため現れて
力の塊のみなぎる
闇に後先を委ねる
変身が完了すれば出れる
闇は時々やってくる

 

under the wing

2013.02.07

龍乗りの歌

無限の狭間
心の彼方
旅立つ朝
遠吠えに似た
魂の歌
光数多
今の中

 

new_one

 

 

2013.02.07

少女、空馬
グレーの空馬が
世界を跳び越える程の大きな体で
大きな声をあげながら
東の空を走り行くと
空は地響きして
雪は舞う
その雪舞うを見つけた一人の少女
口をぽかんとして
眺めてるのは
時間の流れが遅く感じて
不思議だったから。
その時間に入ったら
空に走るグレーの馬の姿に胸が躍って
少女もスキップみたいに踊った。
ゆっくり舞う雪
少女の踊り
グレーの空は
踊る馬

2013.02.06

セルフからのメッセージ

言葉には力がある。 だから、人は言葉によって励まされたり、傷ついたり、
本当の気持ちを伝えたり、 騙されたりする。その不思議な力を持つ、
言葉って物を使ってうまい事やると、 世界って門が扉を開く。
ただ、世界の門を開きたいなら、あなたは一人でいる必要がある。
そうやって、一人見つけた世界には全ての人に繋がる道がある。
でも道と言ってもそれは見る人によっては獣の足跡だったり、色々だ。
そんな不思議な世界を旅する時は、岩の上にちょこんと座って、
煙草の煙に火の鳥の飛ぶを見つけると、その先にまた世界が繋がったりして、
果てしないので、ゆっくり行く事をお勧めするよ。

 

2013.02.06

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